2017年2月8日水曜日

4速スポーツの壊れ方。


みなさまごきげんよう♪


本日は先日メイン2速ギアのドグ割れを起こしたミッションを分解していきます。

車体としては書類上は90年式ですが、このエンジンは86年式ですのでミッションもそれに準じます。



メイン2速ギア。

ドグ部がどうのと言うよりは、強度的に破綻した様子です。

恐らくですが乗り方もありますがチューニングアップによるトルク増が原因のようです。


カウンターギアも駄目ですね。


このミッションを何とか直したいところですが・・・


こちらはシフターカムですが、妙な傷が気になります。

この部品はよく折れると言われるカムフォロワーと接触する部分ですので、

シフターカムがこの状態だとカムフォロワーの磨耗も気になるところです。


しかしカムフォロワーは全く無傷ですね・・・・


このカムフォロワーは後年変更を受けた部品ですので

明らかに交換されているのですがかなり綺麗です。

まだ少ししか乗られていませんが、オーナー様も丁寧にシフトしてくれていたのでしょうね。


本来86年式であればこのA品番のアルミ製カムフォロワーが使われています。



因みに普通に乗っていてもこのくらいの磨耗は当たり前です。


こちらはVツインで売っている鉄製。


こちらも多少ですが磨かれていますね。

ブローした86年式のカムフォロワーが如何に新品状態かお判りいただけるかと思います。


そしてそのカムフォロワーに対してシフターカムですが・・・

かなりダメージがありますね。


カム山の形がかなり変わってしまっていますが

これはカムフォロワーとの接触によるものではなく

シフトタッチを滑らかにする為に削られた可能性も否定できません。

縁の部分の様子は加工というより磨耗のようですが・・・


手前の汚いのが純正形状のシフターカムですが

シフトフィール向上を狙って加工したのであれば失敗していますし

磨耗したのであればカムフォロワー「だけ」を交換されていたことになります。


シフターカムの磨耗によってシフト時に無理がかかり

ドグ部にダメージを与えたのも一因かもしれません。


シフターフォークも異常磨耗していますね。


順番に分解していきますと、メインシャフトスラストワッシャーの向きが逆に組まれています。


本来はスロットがこちら側を向いていなければなりません。

これは知る人ぞ知るような事ではなく、マニュアルにも注意点として絵付きで記載されています。

つまりはマニュアルも参照せずに組まれたか、見落としたかですが

どちらにせよそういう組み方をされたミッション(エンジン)であると言えますね。

カムまわりもそうでしたが、すごい事はやってあるけどおかしなところが多いのが実状でして

各部分解しても組んでからの走行距離はかなり少ないのですが

これでは気持ち良く乗れません。

4速スポーツは確かに壊れやすく

壊れやすいがゆえに修理される機会も多いのですが

修理が不完全でさらに壊れるというパターンは少なくないように思います。

ひとまずこのミッションはあまり信用できませんので

ストックしてある87年以降のクロスミッションと

同じトラブルは招きたくありませんのでアンドリュースの強化2速&3速ギアを使い

きちんと組み上げていきたいと思います。


それではみなさまごきげんよう♪





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