2015年1月31日土曜日

改華堂Kustom Service#3




ツバサ号。


恐らくT80型の250ccOHVユニットをオートレース仕様のフレームに搭載したレーサー。

オートレースと言っても現代とは違い、この頃はダートを走っていたとか。


それ故かステアリングダンパーも。


かなりごついレバーホルダー。


現役で走れるようにしてある。


余計なレストアはされていない。


左右の燃料配管の合流部。

薄く平たいシリンダーのフィンが美しい・・・・・


手造りと思しきフレームと、それが貫通するチェーンガード。

フェンダーのステーも兼ねるクロスメンバーの曲げ。


 ミッションはBSAの3速。


カバーの為のネジ穴が未加工。

つまりオートレーサー用に供給されたエンジンということか・・・・


油槽。

メンテナンスを考慮してか、コックが設置されている。


キックペダルとリターンスプリングは路上復帰の為に新しくなっていると思う。

トップチューブは入念な補強。


恐らく差し込みの下側と上側は別の部材。

スポークは折れたものを継いであるのかな。


こんな歴史的車両がナマで、余計な事をされていない状態で見られるとは興奮の坩堝です。

美しくやつれた姿は本当にしびれるなぁ。