2012年4月30日月曜日

DeepでFunnyなワンマンショウ♪


岐阜県はMOTOR CITY 土岐。

DeepでFunnyなワンマンショウ♪へ行ってきました。

念願の反核署名&特製の放射性ドラム湯呑みを購入しました♪♪♪


タオルはロングディスタンスの記念品として頂きました(涙


こんなチンカスに・・・ありがたいコトです。


往復で600kmでしたが・・・・



なんと千葉から往復800km・・・それもアイアンで・・・・・


四ツ輪で肩がパンパンだとか言ってられませんワ。



SURE SHOTサン(で、良いのでしょうか)・・・・。

真のバイカーですわ。鳥肌立ちました。








わざわざ600kmも走って見に行く価値は存分にありますよ。



通常、チビッコチョッパーはバランスの関係で最低地上高が低いんデスよねぇ・・・


普通のShowだと、その大きさは「伏せ」をしたデカい中型犬くらい。


ワンマンショウでは台の上に乗ってマスので・・・・

通常では見難い角度からジックリ鑑賞できますよ♪



あそこ気になるナァ・・・・・


そういうトコも這いつくばらずにバッチリ見れます。


溶接痕までシッカリと♪




4台が一気に観れるというのも魅力でゴザイマス。



流石に手は触れられませんでしたが・・・

禁止されてるとかではなく、ポリシーとして手は触れませんw



狂わせたサイズ感とか


そういうのをナマで見られます。



結局、6時間も居座ってしまいました。



エエモンを見る意義。



モノゴトのクオリティ。



勉強になりますわ。




Funnyサンとお会いするのは初めてでしたが

思った通りの方でしたねぇ。




集まって来られる方々もホンモノですわ。




スタッフの方々もユルく気持ちよく迎えてくれますよ♪



黄金週間・・・・



DeepでFunnyなワンマンショウは5月6日までヤッテます♪



時間作って行ってみる価値アリです。



Funnyサンはじめスタッフの皆様


愉しませて頂きました。


長時間に渡りありがとうございました。







GWにお時間ありましたらMOTOR CITY土岐へドウゾww



もう一回行きたい(爆




2012年4月28日土曜日

1972 行灯カブ


チョッパーベースに引き上げてきた行灯カブ。

結構なボロさだったので心置きなく切り刻めると思っていましたが・・・・



できませんでしたw

全てが当時モノであり、錆はあるが致命的な腐食は無い。



こういう車両はレストアベースとしては確かに良い。

時間も、コストも低く済むワケですから。


ミラーはゴメンナサイw

当時物のファンシーなヤツですが、今はオリジナルのミラーに戻してます。



レストアベースとしては良いんですが・・・

こういうコンディションの場合はそのままがベストです。


楽にレストアできそうだからと安易に塗装を剥がさないでほしいなぁ

40年積み重ねてきたモノを消してしまうのはモッタイナイ。



こういう錆はこの状態で止めておけるんです。

私も「錆アレルギー」状態の時がありましたが・・・・



楽にレストアできそうなコンディション

=

残すべき状態


そういう考え方も大事です。

どんなテクニックを駆使しても再現できないモノ。

どんだけオカネを払っても買えないモノ。


そういうモノゴトを軽視することはできない。

恐らく新車ワンオーナーで、畑か田んぼに行くのに使われてたカブ。

滋賀県のシールが貼ってあった。



ワザワザ当時物の純正部品を使って修理して・・・

路上復帰しました♪


車高はいぢったケドw

これがレストアものだとダサくなる。


このカッコよさを捨ててまで塗装を剥がす気は起きません。

こういう車両がお気軽レストアで絶滅してしまわないコトを祈ります。



適度なコンディションのベース車がダメならお気軽レストアができない?


確かに。


レストアって積み重ねて積み重ねて出来るようになっていくモノです。


練習も必要です。




練習のつもりなら

ナニもいきなり旧いのにいかないで・・・



そこら辺にあるモノとか

新しめのポンコツとか



はじめはそういうのでやればエエんですよ♪



そうすればレストア断念で貴重なベースがゴミになるとか


途中で飽きちゃったとか


オカネが尽きたとか


いぢり壊しちゃったとか


悪ノリなノリモノになっちゃったとか


そういうコトで貴重な車両が消えていく悲劇が防げます。




そうやって積み重ねた技術で

ホンマに乗りたかったマシンをレストアして

きちんと世に残すこともできます。




趣味だから・・・・・・

自己満足だから・・・・・・・

そう言われればそりゃそうです。

ケド

趣味だからこそ、自己満足だからこそ

そうやって永く愉しむってのもアリだと思います。





比較的コンディションの良いベースを手に入れたら


チョットだけそういうコトも考えてクダサイ♪


んで、


生き残ってきたそのマシンがホンマに喜ぶ方向性を見出してやってください。




2012年4月27日金曜日

Seat


シートを創ります。

製作板金や突き合わせでの切り貼りは型紙が命・・・・

RJでは腐食部分の切り貼りを基本的に突き合わせで行います。

フランジ溶接にすると合わせ目から腐りますからね♪

しかし突合せとなるとパネルをピッタリに切らなきゃイケナイので大変です。


カッコよく言うとCard Playなんですが・・・・・

ウチではカレンダープレイと呼んでますw

使い古しのカレンダーが型紙作り易いから(爆



まぁ、そんなこんなでシートを叩き出します。

色んなラインとか角度とか流れとか・・・・

全体のシルエットを構築するうえで最後の部品ですので、非常に楽しいです。



色々なカタチが思い浮かびますが、結局は


「こうにしかならん!」


っていうカタチに落ち着くんですよねぇ。



ようやくシルエットが出来上がりました。



ここからどんどん細部をツメていきますが・・・・・



まだまだ時間がかかりそうです♪






2012年4月23日月曜日

工場チョッパー





時々Nice!してくれているヒト、アリガトウゴザイマスm(_ _)m


孤独に鉄と戯れるコウバ長、喜んでおりまする。


↑無闇矢鱈にNice!クレ!!っていう意味ぢゃアリマセンよ。


共感してくれるヒトがおるのが嬉しいってコトです。


お気軽にコメントもください♪


さてさて。


トップブリッジを創りました。

鉄板を叩いて叩いて削って炙って溶接して・・・・

ベースのカタチが出来たら

また叩いて削って炙って溶接して・・・・・


この部品ダケで10時間以上。


Cubの象徴たるセンターリブつきのバイザーを、少し浮かせて装着。

今はシートをCard Playしているところデス。



シートのカタチが出来てきて、

ようやく全体のバランスが整いました。




とにかくなんでも鉄板から叩き出し。


「工場チョッパー」でございます。



今週末はFunnyさんの「ワンマンショウ」がありますゆえ・・


勉強させて頂きに岐阜県までカッ飛んでこようと思います♪






楽しみ♪♪♪





2012年4月19日木曜日

詰める





ネックパイプを詰める。

当然、ステムシャフトも詰める。

サンダーでチョン切って、鑢でゴリゴリ削って平面をだす。

アホみたいに手作業。



構成部品もなるべく薄くしたいから、チョップする。

サンダーでチョン切って、鑢でゴリゴリ削って

当たりを見て、また鑢でゴリゴリ削る。


この「たかが」数センチの為に

ゴリゴリ削って測って

ゴリゴリ削って、測る。


ダストカバーも薄いのに。



旋盤で切削すれば早い。

でも旋盤は無い。


無いから出来ない


じゃなくて


やってないから出来ない。





ニンゲンは、やったら大抵のことは出来る。


やればできるんです?


問題は、やってるのか、やってないのか。


「まぁいいか」で片付けずに


思った形になるまで頑張る。





そういう部品がついてるCustomは


飽きられたり捨てられたりしない。





永く乗っている人のマシンには

そういう部品がついてたりする。





そんなコトを考えながら


今日も鉄を削ってマス(鑢でw






寸法を詰めながら


魂を詰め込む


なんつってw








2012年4月17日火曜日

Super cub Chopper






ホンダのお客様相談室に相談したところ、ウチのC105は1961年くらいらしい。

一本パイプ用のフレーム。

クラックが入っていたりして、使用不可な状態。


C100は聞かなんだ。

ハーネスタグには1964年とあった。

真っ二つに裂けている以前に、メインパイプが曲がってる。



エンヂンは二本パイプの54cc。

当然キックは降りない。

世界でたくさん売れたHondaの名車Super Cub

その中で役目を終えて、素材に還るか土に還るか

もう走りだすことはないであろう3台のCub


ゴミみたいな素材だから気軽に


とか


ゲンツキなんだから適当に


とか


そういうのはイラナイ。



同じ事ばっかり言ってるナw



何ヶ月もかかって、自分の思ったカタチに創りあげる。

秘密にしていても・・・・しゃーないヨネ。

今、こんなカタチです。




尻切ったダケ。


基本はCubのまま。

17インチのホイール、ホイールベースも変えない。


伸ばすなんてもってのホカ。

実際には小さくなっているのに、全体を大きく見せる。


可愛らしいタンクは純正を縦割りにしてナロー化したように見せかけて、

実は両サイドと底板、天板の一部以外は10以上のピースから成る板金製作。

切ってみればワカリマス。


ぶった切ったリアフェンダーは切り口を純正と同じように折り返して、

タンク位置を微妙に前進させつつ高さも詰めてある。


なぜかって・・・・リアサスのせい。

コイツ、こう見えてリアサスがリーフリジッド。


ネックも切り詰めてますが・・・・

バレないように、純正と同じ形状で縮小した補強を入れてアリマス。

パッと見たら、「補強をパテでスムージングしたノネ」

みたいな。


とにかくラインとか角度とか、そういうのの整合性を考えつつ


自分が乗った時のカタチを考えつつ


1mmの為に1時間とか


そういう時間を積み重ねています。


カンタンそうに見えて、そうでもない。


1961 Honda Super Cub C105 "Easy Trap"


カンタンだワナ


カンタンだ罠










2012年4月12日木曜日

ナゾの秘密主義




まず最初に、何処かでリンクしているワケでもナイ、超アングラな当Blog。

閲覧頂いております皆様に御礼申し上げます。

どうしても車両製作中は「ナゾの秘密主義」になる癖がありまして。


「カブチョッパー」は着実に進んでいるのですが、中々Upできず。







今のところ、ホイールベースとホイールサイズの変更なく


ナローで低いシルエットを創っています。


画像は何故か路上復帰しちゃってる行灯との2ショットw


簡単に言えばフレームはセクショニングして、タンクはナロード。


単体で見ると感じませんが、こうして並べると細さが判るように創ってマス。




メリケンや中華やナムなパーツを使わずに、国産だけで組み上げるつもりデス。




「遊びで」カブをチョッパーにしましたw


とか


「ゲンツキだから気楽に」「楽しんで」w


とかではなく



ゲンツキだからこそ



とんでもなく時間と手間をかけて



「所詮ゲンツキだから」



っていうイイワケや蔑みを払拭すべく



本気で創る必要がある。




そう思っています。





ウチには便利な工作機械も、付き合いのある業者さんも居ません。





ただひたすら鑢とハンマーを片手に、炙って叩いて削って





ただのゴミと鉄の集合体に





ナニかを与えたい。





何日もかけてゴリゴリ削った部品は





鉄なのになぜか温かい。











2012年4月5日木曜日

パテが悪いんじゃナイ


ボディのレストレーションやペイントにおいて、意外と悪者扱いされる「パテ」

パテの用法は2つ。良い意味でのゴマカシか、悪い意味でのゴマカシ。

前者はゴマカシと言ったら言い方は悪いですがパネル溶接の歪み抜きや、

ミラーフィニッシュの為の下地作りといった、

所謂きちんとした下地を造る為の作業。

地金への攻撃性の低さや面作りのコントロール性はパテならではです。


後者。


パテは割れてくるだの、地金がサビるだのといった「悪評」を作り上げるのは

間違いなく作業者の「悪いゴマカシ」によるものです。

あとはクソの役にも立たん雑誌等の「ウソHow to」

既にパテ割れしている部品で見てみますが



この程度の凹みでありながら、修復の痕跡なくパテ盛りされている時点で・・・

パテ割れおよびサビの準備OKです。

まァ、確かにココは袋構造なのですが。

これで許してもらえないのがこの手の補修痕。


怪しい修理は周囲も怪しい。







やってくれるネェw

サビの原因は間違いなく下地不良とパテ研ぎです。

塗装を剥離した鉄板を素手で触れば、その形にサビてきますよね。








脱脂は塗装だけでなく板金の段階から要。

サンディングの前に脱脂は当たり前。

行程毎の脱脂に加えてRJでは常に手術用の手袋を装用しとります。


パテを水研ぎする輩がおりますが・・・・・・

メリットはペーパーの目が詰まりにくい&光沢が出るのでラインを確認し易い。

デメリットはパテが吸湿して数年後に割れてくるw

パテの厚みも問題ですヨネ。


パテの厚みを薄くするには、元の凹みをきちんと修正するコト。

この状態では最初のシゴキツけの段階からリスクが高すぎルンです。

場合によってはパネルを張り替えてしまったほうが良いでしょう。


このくらいまで叩いて直せば、パテも薄く済むんですがねぇ・・・・

そのままパテ盛りするのより時間がかかります。



ナニを重視するのか。



ですヨネ。


パテを盛ったら割れる、サビる。


この悪評は、悪意あるゴマカシと作業者の怠慢によるもの。


パテが悪いんじゃナイんです。


最近のパテは痩せも少なく密着力も高くて、


きちんと使えば悪いことはアリマセン。



使うニンゲンによって作り出された悪評が



本来の目的で正しく使う者に「罪悪感」を与える。



チョッと知った(かぶり)なヤツは「なんだ、パテ入れてんノネw」


とか言うかもしれませんが。


フルメタルワークのリスクをワカってナイだけw



胸張って、「パテで面出ししたヨ!」


これでエエと思います。